もっと点を取れ!

 G大阪の西野朗監督(54)が日本人FW2人に「愛のゲキ」を飛ばした。5-0で大勝したACLスリウィジャヤ戦から一夜明けた9日、主力FWの播戸と山崎に「本当のストライカー、点取り屋なら(ゴールを)量産しないとダメ。日本人の得点王が出るくらいでないといけない」とあえて苦言を呈した。G大阪の攻撃陣はレアンドロ、チョ・ジェジンの外国籍選手がほぼ不動。スリウィジャヤ戦はともに後半開始から出場し、播戸がシュート4本、山崎が3本で無得点だった。

 「愛のムチ」は親心でもある。元日本代表の播戸は今季無得点で「この状況から逃げるわけにはいかない。もがきながらも、必ず点を取れるようにしたい」。昨季ACLで12戦5発と大暴れした山崎も、12日のアウェー大宮戦から出直すしかない。2人の決定力が戻れば、さらにG大阪はたくましさを増していく。【益子浩一】