J1清水が二刀流で浦和を切り裂く!

 ナビスコ杯準々決勝(第1戦)の浦和戦(15日、埼玉)に向けて13日、非公開で約1時間半の調整を行った。前節のG大阪戦(4○1)で、採用したトップ下を配置するダイヤモンド形なのか、ここまで大半のゲームで採用してきたボックス形(ダブルボランチ)なのか、次戦の中盤構成が注目される。

 長谷川監督は「(G大阪戦を)継続するのか、変えていくのかの判断は難しい。どちらでスタートするのかは、今は言えない」と、言葉を濁した。だが、今季前半戦のベストゲームともいえるG大阪戦の流れから考えれば、前節同様のダイヤモンド形で臨む可能性は高い。

 同杯の決勝トーナメントは、ホーム&アウェーの180分間の戦いになり、アウェーゴール方式も適用される。指揮官は「プラン的には2つ持ちながら」と、試合展開や状況によって流動的にシステム変更することも視野に入れている。日本代表DF闘莉王、阿部に加え、けがから復帰したMFポンテ、調子を上げてきたFW高原ら、J屈指の実力者が在籍する強豪に清水が「賢く」立ち向かう。【為田聡史】