磐田を迎え撃ち、すっきり梅雨明け宣言だ!

 J1山形小林伸二監督(48)が15日、リーグ後半戦スタートとなる19日磐田戦での連勝を誓った。大量6ゴールの大勝でリーグ戦開幕ダッシュに成功した相手を、再び後半戦巻き返しのジャンプ台にする。開幕戦で2得点したFW長谷川も、ゴール&連勝でサポーターに上昇気流を印象づける覚悟だ。

 3カ月ぶりの連勝で反撃開始だ。小林監督は「(11日横浜戦の勝利で)梅雨明けしたかな?

 やっぱり連勝だよね」と、名門連破でサポーターに復調を印象づける構えだ。プライドを傷つけられた磐田はリベンジに、躍起になっているはず。指揮官は「相当、気合が入ってるでしょ?

 うちはそれ以上の気合でやる」と笑った。

 故障者は多いが、指揮官は明るい。新加入の2人やサブ組の活躍で、実に73日ぶりに勝った横浜戦に手応えがあるからだ。「(今月加入した)西河も赤星もレベルが高い。(故障者の)代わりに出た選手もやってくれた。少しずつ底上げされている」と笑顔が絶えない指揮官。再度の「名門食い」の青写真は、既に頭の中で描かれている。

 9戦ぶりの白星に、選手にも勢いが戻った。磐田戦で2得点の長谷川は「横浜に勝っただけでも気持ちが違う。今度は自分でゴールして連勝したい」と意気込む。8戦未勝利の間は無得点で、自責の念にかられていた。重しを外してくれた仲間と、心配させたサポーターに復活のゴールを見せる。「みんな後半戦はやってくれる」という指揮官の号令で磐田を撃破-。後半戦の開幕で、山形が梅雨明け宣言する。【山崎安昭】