<J2:C大阪3-0札幌>◇第31節◇2日◇長居

 C大阪がMF香川真司(20)の2得点の活躍で札幌に快勝し、首位を守った。香川は1-0の前半41分に右足で流し込むと、後半37分には今季19得点目となる追加点。連敗を阻止し、負ければ3位転落となる苦境を救った。

 C大阪の若きエースが、夏の夜に輝いた。前半41分、6人で最終ラインを形成していた札幌守備陣の裏に香川が飛び出した。「ラインが高かったので狙っていた」。後半37分には冷静にダメ押しの3点目。7月12日湘南戦以来4試合ぶりのゴールに「本当に気持ちいい。点も取られなかったし」と声を弾ませた。勝ち点3差で甲府や仙台、湘南と首位を争い、負ければ3位転落だった。得失点差も小差で3-0での勝ちは大きい。香川の19得点は、J2では02年大久保と07年古橋の18得点を抜き、早くもクラブ年間最多となった。