全員守備でJ1残留だ!

 神戸は9日、三浦俊也新監督(46)就任後、初の紅白戦を行った。4バックと中盤の4人ずつがほぼ平行に並び、堅いブロックを形成。現在リーグワースト4位の33失点と崩壊気味の守備の立て直しへ、本格的な“メス”が入った。指揮官は「現代のサッカーはハードワークなしでは語れない。戦術を選手たちは理解しつつある」と手応えを口にした。

 攻撃陣にも激しい守備を要求する。相手DFがボールを持てばFWも必死にボールを追い、カウンターを狙った。「前からもボールをしっかりと追いたい」とチームトップの6ゴールをマークするFW茂木も言う。主将のMF宮本は「時間がたつにつれ、理解度は深まっている」。次節15日広島戦(神戸ユ)はFW大久保が出場停止。初陣でエース不在は痛いが、三浦神戸は全員守備で15位からの浮上を目指す。【奈島宏樹】