19日の京都戦で右脛骨(けいこつ)を骨折した磐田GK川口能活(34)が、今季絶望どころか来季開幕も危ういことが20日、明らかになった。この日、クラブは右脛骨骨幹部骨折で全治5~6カ月と診断されたと発表した。完治しても万全のコンディションまで戻すにはさらに数カ月を要すため、例年3月に開幕する新シーズンからのプレーも微妙な状況となった。

 また、W杯4大会連続メンバー入りにも暗雲が漂った。来年6月のW杯のため、岡田ジャパンは4月に最終選考合宿を行い、5月下旬からスイスで直前合宿を行う予定。現在、日本代表から遠ざかっている川口が復帰をアピールする日数も限られてしまった。

 関係者によると、川口は現在入院しており、患部を固定しながら治療に専念。手術は受けない意向だという。磐田の柳下監督はこの日、負傷シーンについて「プレー中のことなので仕方ないが…」と、守護神の離脱に肩を落としていた。