<J2:徳島3-0札幌>◇第45節◇17日◇鳴門大塚
コンサドーレ札幌の来季昇格は絶望的となった。アウェーで徳島に0-3で完敗した。FWキリノ(24)が欠場し、DF西大伍(22)も体調不良と左足首の痛みを訴え、試合開始前に遠征先から帰札。加えて主力4バック全員不在という状況に、今季最少のシュート1本しか打てなかった。18日、3位甲府と4位湘南がともに勝ち点を上積みした時点で、J1昇格の可能性が消滅する。
ぼろぼろだった。札幌の急造守備陣が、徳島のロングボール主体の単純な攻めに切り裂かれた。前半44分、左サイドを崩されクロスを上げられると、ゴール前でGK高原が徳島FWキムと接触、こぼれ球を押し込まれ先制点を献上した。キーパーチャージと判断して足が止まったDF柴田は、カバーにいくことを自らやめていた。
後半1分には、DF吉弘のクリアボールを拾われ、あっさりと2点目を献上した。同18分にはDF柴田がこぼれ球の処理に手間取っている間にボールを奪われ3点目を奪われた。昇格消滅がかかった1戦とは思えないあっけない負け方に、石崎監督も「DFラインでイージーミスが多すぎ。仕方がない」と、淡々と振り返るしかなかった。
試合前から大きな痛手を背負っていた。今季徳島戦で2戦3発のFWキリノが、16日の練習後に発熱したため急きょ欠場。左足首の遊離軟骨の痛みがありながら遠征に帯同した西も、この日朝、痛みと体調不良を訴え、試合開始前にチームを離れ札幌に戻った。加えて主力DF陣4人全員が不在では、為すすべがなかった。
キリノの代役には中山を今季初先発させ、古田を初のトップ下に起用したが、中盤でボールが収まらず、今季最少のシュート1本に終わった。メンバー不足とはいえ、見どころも少ない完敗だったが、石崎監督は「リーグ戦には負傷者や出場停止はつきもの。それらを含めてチーム力。札幌はそのチーム力が足りていないと言うこと」と言い訳はしなかった。
18日の甲府、湘南の結果次第で今季昇格がなくなる。試合後にはサポーターから猛烈なブーイングを浴び、主将の上里が「みんなの期待に応えられなくて申し訳ない」と頭を下げた。土壇場のひと踏ん張りも意地も見せられないまま、終戦を迎えようとしている。【永野高輔】



