J1清水を運営する株式会社エスパルスは28日、静岡市内で第15期株主総会を開き、4期連続で黒字を確保したと報告した。昨年2月から今年1月までの売上高は過去最高35億1400万円(前期比1・7%増)、当期純利益は7100万円(同6900万円増)。G大阪へ移籍したDF高木和道ら、3億円に上る移籍金収入が大きく影響した。

 今季はMF小野伸二が加入し、公式戦10戦無敗でリーグ首位に浮上。入場者数も昨季平均1万7935人(同8%増)から、平均約1200人も増えている。早川巌社長は「最後の10試合で抜き去って優勝しても観客動員は伸びないが、前半から行くとワーッと増える。理想的なスタートを切っている。もっとも勝ち続けると勝利給が予算を超えるかもしれないが…」とうれしい悲鳴を上げていた。