<J1:神戸3-0磐田>◇第11節◇8日◇ホムスタ

 神戸FW大久保嘉人(27)が9戦ぶりのゴールを決め、うれし涙を流した。ホーム磐田戦、左MFで先発し1点リードの後半11分に豪快なミドルシュートを決めた。PKを決めた3月14日の広島戦以来の得点で、流れの中では今季初のゴール。貴重な追加点で3-0の勝利に貢献した。左ひざ痛や鼻骨骨折に苦しんできただけに、W杯代表メンバー発表前の最後の試合でのアピールに成功に「けがは大丈夫です。ゴールは完ぺきだった。ゴールを決めることができなくて本当に悔しかった。取りたいとずっと思っていた」。ヒーローインタビューでは感極まり涙を流した。ポジションは左MF。浦和のFW田中ら代表枠を争うライバルになるが、「FWも中盤もできるところが強み」ときっぱりと言い切った。