連日30度を超える猛暑の中、清水の“特訓”が続いている。28日は80メートル走×20本!!

 の地獄メニュー。そして、29日はゲーム形式中心のハードなトレーニングを2時間半も敢行した。長谷川健太監督(44)が「ハイ、終わり。ダウンしよう!」と1人涼しい顔で練習終了を告げると、選手たちはグラウンドにしばらく座り込んでしまうほどの充実した?

 内容だった。

 練習の最後はハーフコートで「攻め込んだ時に、どう相手を崩すか?」をテーマにした戦術練習だった。長谷川監督は「疲れて集中力が落ちた中で、どこまでやれるか。根性練習というのもあるけどね」とニヤリ。「選手たちは集中してやってくれたし、内容には満足しています」。狙い通りの選手たちのリアクションに、充実感漂う表情で話した。

 30日はJFLのホンダFCと練習試合を行い、7月3日にはアウスタでJ2甲府とプレシーズンマッチを戦う。同11日には、横浜との練習試合も予定している。約3週間後に控えるリーグ戦再開戦となる静岡ダービー(7月17日、対磐田)に向け、準備は着々と進んでいる。【為田聡史】