<スルガ銀行チャンピオンシップ:東京2-2(PK4-3)リガ・デ・キト>◇4日◇国立競技場
東京のFW平山相太(25)が1得点1アシストの活躍で再浮上のきっかけをつかんだ。ナビスコ杯王者と南米カップ戦優勝チームによるスルガ銀行チャンピオンシップが東京・国立競技場で行われ、東京はエクアドルの強豪リガ・デ・キトと対戦。平山は全得点に絡み、攻撃をけん引した。試合は2-2で突入したPK戦で、東京が4-3で勝利。日本勢として同大会初制覇を果たした。
平山がよみがえった。0-1で迎えた前半34分、MF田辺のミドルシュートのこぼれ球に反応し、落ち着いて右足でゴールに流し込んだ。さらに1-2での後半ロスタイム、DFキム・ヨングンのハイボールを相手と競り合ってヘディングで落とし、FW大黒の同点弾をおぜん立てした。「力みすぎず、自分のできることをしっかりやれた。(2点目は)オグリ(大黒)さんがあきらめずに走ってくれた結果です」と謙虚に振り返った。
W杯南アフリカ大会の日本代表候補に名を連ねたが、最終選考で漏れた。屈辱をバネにリーグ戦での奮起を誓ったがパフォーマンスが上がらなかった。中断明けの4試合は7月17日の神戸戦で途中出場したのみ。だが、相性のいい聖地で「怪物」が復活した。国見高時代からこの日の勝利で、国立では得点した試合で12戦不敗。合計20戦して18発目だ。5月26日のナビスコ杯仙台戦以来の先発でピッチに立つと、4月10日のJリーグ鹿島戦以来の得点と結果を出した。得点直後には、偶然にも神宮球場でのプロ野球ヤクルト-中日戦5回終了時の花火が打ち上がり、サポーターの余韻を後押しした。
城福監督が「東京が経験する最強の相手」というチームのバウサ監督に「彼の身長の高さにはてこずった」と言わしめる奮闘ぶり。代表落選後には「4年後は今から代表目指して頑張ります」と宣言しており、14年W杯ブラジル大会を本気で狙う。再浮上のきっかけをつかんだ平山が、リーグ戦で苦戦が続くチームの起爆剤となりそうだ。【塩谷正人】



