G大阪が夏バテ防止の「秘策」で、今季初の3連勝を飾る。7日のアウェー広島戦に向け、5日は気温35度の中で非公開調整をこなした。グラウンドから戻ってきた選手は、さすがに猛暑でバテ気味…。精力を取り戻すため、クラブは敵地広島に炭酸水120本を持参することになった。チームは左太もも筋膜炎のMF遠藤保仁(30)、左足首の捻挫(ねんざ)のFW平井ら、万全でない選手が多い。少しでもいい状態でピッチに立つための秘策だった。

 炭酸水には発汗で失ったミネラル補給だけでなく、胃腸を活性化させる働きや、筋肉の疲れを回復させる効果があるという。強行出場が濃厚のMF遠藤は「暑いのは仕方ないけれど、より自然に近い状態で体を回復させる努力をしたい」。西野朗監督(55)も「みんな(体力は)消耗している。だが、逃げた(試合)展開にはしたくない」ときっぱり。現在8位で、勝てば5位浮上の可能性もある。ウナギではなく、夏バテ予防の炭酸水で上位争いに参戦する。