東京の大熊清新監督(46)が21日、就任後初めて東京・小平グラウンドで指導し、FW平山相太(25)再生に着手した。東京はここまで総得点22でリーグワースト3位。低迷の要因である得点力不足解消に、平山を軸に据える見込みだ。

 戦術練習で主力組FWに平山と大黒の2トップを起用した。クロスに対してニアサイドに走った平山を名指しで呼び、「大黒はニアに入るのが得意だから、お前はファーサイドから入れ」と指示。03、05年U-20W杯で指導した愛弟子に奮起を促した。平山は今季リーグ戦2得点。先発は8月21日の広島戦から遠ざかっており、不調がチームの結果に結び付いている。平山は新監督について「全然知らないよりいいです。コンビネーションとか意識してやりたい」と話した。大熊監督は「自分のストロングカラーから入ってほしいと思っている」と期待した。