清水が来季の補強へJ2東京V・MF高木俊幸(19)の獲得に乗り出していることが1日、分かった。クラブは就任6年目を迎える長谷川健太監督(45)の今季限りの退任を同日発表。新体制下での「補強第1号」として、将来有望な若きMFに白羽の矢が立った。高木は、元プロ野球選手高木豊氏の長男。東京Vユース所属の昨年10月にプロデビュー。今季からトップチームに昇格し、4月25日の甲府戦でプロ初ゴールをマーク。スピードあるドリブルと精度の高いFKが武器で、今季はチーム2位となる6得点を挙げる活躍を見せている。

 後任候補のイラン代表監督のアフシン・クォトビ氏(46=米国)に関して、清水の早川社長は具体的な名前を挙げることはなかったが「世界を知っている人で経験豊富な人。今は、家族の問題もあるので何も言えない」とコメントした。

 また来季ヘッドコーチに、この日今季限りの退団が決まった水戸木山隆之監督(38)の入閣が濃厚となるなど、新体制に向けての動きが一気に加速してきた。