今年は大フィーバーだ。山形の選手・スタッフは23日、山形市の諏訪神社で今季の必勝を祈念した。中でも気合が入っていたのが、4季目を迎える小林伸二監督(50)だった。選手たちが退散したあとも境内に残り、入念に参拝。本殿では、555円のさい銭を豪快に放り投げて目を閉じ、願いを込めた。「50歳だから555円。ゴーゴーゴーって行きたいですね」。自宅のある福岡での初詣には「1並び」の111円を奉納してきた。J1・3年目。年頭からフィーバーを予感させた。

 「きとう」が終わると、特大の絵馬には「跳躍」と書き込んだ。「『ひやく』と読ませます。うさぎ年なので、『跳』の字を入れたのと、飛躍とをかけて」。説明する表情には、自信の2文字がにじみ出ていた。目標は勝ち点50以上、7位以内。「ウサギ狩り」ならぬ「大物狩り」で、白星を並べ続ける。【湯浅知彦】