プレナスなでしこリーグ・チャレンジリーグの表彰式が11日、都内で行われ、仙台レディースDF長船加奈(24)が初のベストイレブンに選ばれた。なでしこジャパンの中心メンバーとともに壇上に立った長船は「まさか自分が、って感じです。賞があることも忘れてたし、なぜ選ばれたか分からないけど、やっぱりうれしい」と笑顔を見せた。

 アクシデントも乗り越えた。昇格1年目の今季、開幕直前に代表に選ばれて臨んだアルガルベ杯中国戦で鼻骨を骨折。開幕2戦は欠場したが、フェースガードを着けて復帰。以降の16試合はフル出場し2得点。「攻撃面で納得できない部分が多くて悩んだシーズンだったけど、守備は後半戦で良くなった」と手応えをつかみ、代表にも定着。今季は5位で終了したが「もっと守れた感覚はある。今度は自分が納得して選ばれたらいいですね」と、さらなる飛躍を誓った。