Fリーグ(日本フットサルリーグ)が27日、角界の人気者と合体し、新たなファン層を開拓する。来年1月4、5日に開催されるリーグ戦のすみだセントラル(東京・墨田区総合体育館)初日に、大相撲の振分親方(元小結高見盛=37)を招待し、イベントを行う。1階席に来場する小学生を対象に、握手会や記念撮影をする予定だ。

 振分親方からは「あいさつする時に、大相撲初場所(1月12日初日、両国国技館)の告知をしてもいいですか?」と問われ、快諾したという。Fリーグから振分親方を招待する際、日本相撲協会には「せっかく相撲の町・墨田区でフットサルの公式戦を開催するので、集客に協力し合いたい」と要請した。

 Fリーグの松崎康弘COO(最高執行責任者)は昨年の就任当初から「他の競技団体と協力し合うことで、相乗効果が得られるし、スポーツ界の発展にもつながる」と公言していた。今後、その輪はさらに広がりそうだ。【盧載鎭】