仙台の不動のセンターバック曺秉局(29)が明日18日のアウェー新潟戦で欠場することが16日、分かった。以前から痛めていた左足首に加え、15日のG大阪戦でセットプレー後に競り合った際、右足首をひねり途中交代した。開幕からリーグ10戦無敗をけん引。ナビスコ杯も含め今季全11戦で先発出場していただけに、痛い離脱となる。

 この日と今日17日はアイシングに集中。手倉森誠監督(43)は左足首痛を押して出場していた曺について「休めということだろう」。バスで約3時間30分の移動となる新潟へは帯同しない方向だ。

 穴を埋めるのがDF渡辺広大(24)だ。15日のG大阪戦では負傷した曺に代わり後半17分から途中出場。だがその直後の同20分にアドリアーノに失点を許した。その場面を「僕が1、2歩前へ出てしまったところにアドリアーノに走られた。入った直後だったので悔やまれます」と振り返る。この日、泉サッカー場で行った練習後も、その点を手倉森監に指摘された。

 新潟戦へ「俺が守るという意識が強すぎると、DFラインが崩れる。状況判断を大事にしてやってほしい」(同監督)。1ステージ制となってから開幕から11戦無敗は新記録となる。誰が出ても強いベガルタを証明してみせる。【三須一紀】