<J1:清水2-1新潟>◇第5節◇16日◇アウスタ

 清水が新潟を破り暫定で6位に浮上した。前半に1点を先制されたものの、後半12分にMF小野伸二(32)がPKを決め同点、後半45分にFW高原直泰(32)が今季6点目となる決勝ゴールを決めた。土壇場で貴重な勝ち点3を引き寄せた高原は試合後、サポーターに「最高!!」と叫んだ。

 「小野-高原」のホットラインが魅せた。1点をリードされた後半10分。相手DFラインのパスミスをFW高原がカット。すると、そのままペナルティーエリア内に猛突進した。相手DFのファウルを誘いPKを獲得した。FW高原からボールを託されたMF小野が、確実にゴール右に蹴り込み同点弾。今年で32歳を迎えるベテランコンビでスコアをタイに戻した。

 アフシン・ゴトビ監督(47)の仰天采配もさく裂した。後半途中から右サイドバックのDF村松をボランチ上げ、ボランチのMF山本真を過去ほとんど経験がない右サイドバックにシフト。「エキサイティングなサッカーを見せよう」とハーフタイムの言葉を指揮官も体現した。

 後半45分、最後もFW高原だった。FW大前の右CKを頭でたたきつけ決勝弾。「小野-高原」による初のアベック弾で清水が今季初の逆転勝ちを飾った。試合後のインタビューでは2日前、東日本大震災の被災地に訪れたことを挙げ「勇気をもらった。絶対勝ちたかった」と絶叫した。