G大阪のFW川西翔太(23)が右すね骨折で今季絶望となった。29日、大阪・万博練習場でのミニゲーム中に同僚と接触。「バチーン!」と大きな音が響く中、苦悶(くもん)の表情を浮かべながら大阪府内の病院へ搬送された。「右けい腓骨(ひこつ)々幹部骨折」と診断され、兵庫県内の病院へ入院。近日中に手術するが、骨が2本折れており長期離脱は避けられない状況になった。

 G大阪は首位柏を勝ち点2差で追い、逆転Vへは12月3日清水戦(アウスタ)の勝利が絶対条件。だが、大一番で得点源のFWラフィーニャが出場停止。先発は19日新潟戦で2得点した「ラッキーボーイ」の新人川西が有力だった。代役にはFW平井やMFキム・スンヨンが濃厚。負傷前に「単調な毎日の練習でリズムをつくることが、ベストコンディションになる」と話していた西野監督だが、厳しい状況に追い込まれた。