左膝の負傷で戦線離脱していた清水MF小野伸二(32)が、17日の天皇杯4回戦千葉戦(アウスタ)で、公式戦6試合ぶりにベンチ入りする。16日の完全非公開での前日練習後、ゴトビ監督が「18人には入っている。チームに自信を与えリーダーシップを出してくれるだろう」と司令塔の復帰を、期待を込めながら明かした。出場となれば10月23日の甲府戦以来となる。

 全治4週間の診断を受けながらも、早期復帰を目指して早くから練習に合流してきた。それでもテーピングで固定し、ほぼ右足のみでのプレーを強いられている状況。指揮官から「リスクを冒さない」と言われており、途中出場の可能性が高いが、小野は「まだ痛みはあるけど、いい準備をしたい。他の選手も練習してきた中で、自分がベンチ入りする責任は理解している」と、あくまでもチームの勝利に貢献するつもりだ。【栗田成芳】