仙台手倉森誠監督(44)が26日、J2山形との練習試合に及第点を与えた。相手側の意向で非公開だったゲームについて「生まれたゴールはいずれもきれいな形。失点はPK。崩しの部分、切り替えの部分で成果が見えた。選手には満足していると話した」と充実感あり。左サイドバックが本職のDF原田を中盤起用するなど、これまでの実戦で組んでいなかった組み合わせを優先的にテストしたようで「ほとんどのメンバーが試合で組めたと思う。ウイルソンも他の日本人プレーヤーとかみ合った」とうなずいた。

 右膝のケガで一時大阪の実家へ戻っていたMF梁も再合流して観戦。手倉森監督は課題について「90分トータルのコントロール。もうちょっと攻撃的にやりたいし、やれるはずと選手も思ったはず」と挙げる。開幕までに実戦は残り1試合。「次が最終テスト。どんな化学反応を起こせるか」と前向きに締めた。