19日の名古屋戦で負傷した仙台DF上本大海(29)とMF関口訓充(26)が今日21日、ともに仙台市内の病院で精密検査を受ける。上本は後半に右膝を痛めて途中交代。20日、サブ組とグルージャ盛岡との練習試合を視察した手倉森誠監督(44)はあらためて長期離脱の可能性を示唆した。「前十字靱帯(じんたい)の方までやっているのか、切れているのか。まずは検査次第」と説明。幸い、離脱していたDF渡辺が名古屋戦で復帰した。ケガ明けを考慮して練習試合には同行しなかったが、穴埋めに期待がかかる。

 左膝を痛めた関口は膝が曲がらない状態だったというものの、10年に負った右膝内側側副靱帯損傷と比較し「右の時よりは軽い感じ」と話している。手倉森監督は「19日は晴れたけど、それまでは雨が降って足元がスリッピーなゲームが多かった。最近は膝にきている」と原因を分析。疲労蓄積が故障者を生んでいるだけに、6月にリーグ中断期間が入るのは朗報となりそうだ。