<J1:磐田4-0大宮>◇第13節◇26日◇ヤマハ

 磐田が大宮に大勝し、今季2度目の3連勝を収めた。前半10分にMF山田大記(23)が先制点を決めると、エース前田遼一(30)が追加点。後半開始早々にMF松浦拓弥(23)がチーム3点目をマークして勝負を決めた。磐田攻撃陣をけん引する3人がそろって3戦連続ゴールをマークし、大宮に3シーズンぶりに勝利。中断前最後の試合を完勝して、3位に浮上した。

 ジュビロが誇る3本の矢がこの日も的を射抜いた。前半10分、右サイドを突破したペクのクロスを山田が右足ダイレクトで決めて均衡を破った。同29分には中央から鮮やかなダイレクトパスを4本つなぎ、前田が相手GKの股間を抜く技あり弾。2点リードで迎えた後半1分には山田の左クロスを松浦がヘディングで合わせた。両サイドと中央の3方向から相手を崩し、突き放した。

 量産体勢に入ったジュビロは3点では終わらない。後半33分には前田がエリア内で相手DF2人をかわし強引に左足を振り抜いた。本人が「ラッキーだった」と話したボールは相手DFに当たって軌道が変わり、ゴールに吸い込まれた。

 攻撃陣を引っ張る3人が3試合連続ゴール。松浦は「最初に比べ1人1人距離感が良くなっている」と好調の要因を挙げた。1トップの前田にボールが入った瞬間に3人のトップ下が連動した動きでフォロー。お互いが最良の距離を保つことで多くのパスコースが生まれ、攻撃のバリエーションも自然と増えてきた。

 森下仁志監督(39)は「コンビネーションができるようになってきた」。試合を重ねるたびに、指揮官が理想とする、つなぐスタイルに加え、サッカーの本質でもある気持ちを前面に出すことや球際で負けない姿勢が表現できるようになってきた。山田は「やりたいサッカーが確立され、本質の部分もうまく絡み合ってきている」と力強かった。

 リーグ中断前最後の試合を最高の形で締めくくり、今日27日からチームは3連休となる。ここまでの戦いぶりを聞かれた前田は「昔を振り返るよりも、中断明けで勝つことを考えたい」。中断中はみっちり練習を行う予定。さらにパワーアップして夏場の連戦も快進撃を続ける。【神谷亮磨】