清水に27日、特別指定選手の筑波大FW瀬沼優司(4年)が合流した。完全非公開での調整を終えたアフシン・ゴトビ監督(48)は瀬沼について「素晴らしいプレーだった。できれば使いたい」と、明日29日のホーム仙台戦でのメンバー入りを示唆。瀬沼も「得点だけでなく守備でも貢献したい」と試合翌日に筑波大での公式戦を控えながらも、出場に意欲を見せた。

 8月8日、アウェーで行われた名古屋とのナビスコ杯準々決勝で鮮烈デビューを飾った。後半39分からピッチに立つと、2-3で迎えた同43分にいきなりプロ初得点を記録。「短い時間だったけど役割を果たせた」と、その後チームは同ロスタイムに勝ち越し。大逆転勝利の救世主となった。

 同試合以来となる出番は、途中出場が有力だ。現在チームもここ2試合で1分け1敗と苦戦が続く。瀬沼は「ホームは独特の雰囲気があって、気持ちが奮い立つ。サポーターの期待に応えたい」と力を込めた。勝利のダンス「勝ちロコ」も動画サイトで猛勉強を積んできた。今度は憧れのピッチで結果を残す。【前田和哉】