背番号18が完全復活する。札幌は18日、札幌ドームサブグラウンドで紅白戦を行い、MF芳賀博信(29)が主力ボランチに入った。明日20日の鹿島戦(札幌厚別)では、今季初の先発出場が濃厚となった。昨年8月の千葉戦以来1年2カ月ぶりの先発。今季は降格が決まったが、気持ちを前面に出したハードマークで来季へのアピールにつなげる。

 不屈の魂をチームで共有する。鹿島戦に向け「先発は久しぶり。このために、これまできついリハビリに耐えてきた。(6日の)浦和戦のような気合の入った試合にできるよう貢献したい」と意気込んだ。

 昨年6月に左足底腱(けん)膜を部分断裂。J通算200試合出場となった同8月17日千葉戦で2カ月ぶりに先発復帰したが、前半22分に再負傷し交代した。今季も6月16日仙台戦で23分間の途中出場で再々負傷。度重なる再発を乗り越えて先発チャンスをつかんだ。「降格はしたが、僕には来季へのアピールの場。残り試合で定位置を奪い返すつもりで戦う」と前を向いた。

 この日は練習場に“SHARE

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 SPIRIT(魂を共有しろ)”とプリントされたTシャツを着て来た。「みんなで気持ちを出し合える雰囲気をつくれたら」。07、08年主将がカツを入れ、今季初連勝を呼び込む。【永野高輔】