<J1:横浜4-0磐田>◇第29節◇20日◇日産ス

 横浜がMF中村俊輔(34)の3得点に絡む活躍で、今季最多の4ゴールを奪った。前半14分、FWマルキーニョスに絶妙なスルーパスを送り先制点をアシストすると、後半26分には左クロスから左足を振り抜きチーム3点目をマーク。同39分には相手DFの裏を突くパスで4点目の起点となった。大勝劇を演出した司令塔は「守備がよかったからいい攻撃につながった」と守備陣に感謝した。

 相手の弱点を見抜いていた。試合中に「ストッパーとボランチの関係がよくない」と判断し、高い位置でのボール奪取を目指してプレスをかけた。敵陣深くまでボールを追う場面もあり、交代した後半41分までフル回転した。

 チームは3試合連続無失点と守備も安定し、ACL出場権獲得も射程圏内に捉えた。攻守で存在感を示した中村は「追いがいがあるチームだった」と誇示した。