<J1:磐田1-1仙台>◇第30節◇27日◇ヤマハ
磐田は仙台と引き分けた。今季初となる2トップを採用し2位仙台を翻弄(ほんろう)。10位に後退したがFW金園英学(24)が今季初出場するなど、終盤戦に向けて光明を見いだした。
磐田の沈黙していた攻撃陣が息を吹き返した。この日はケガ明けで2戦ぶりに復帰したエース前田と今季初先発のFWハンが2トップを組んだ。今季初となる4-4-2の布陣が機能した。
後半25分にはFW金園が今季初出場。同32分に先制点を許したが、攻撃の手は緩めなかった。39分、左クロスをFW前田が落とし、MF山田の低空クロスをMF山本康が左足で押し込み同点。序盤から続けたサイド攻撃で相手を揺さぶり、3試合ぶりにネットを揺らした。森下仁志監督(40)は「最近は前への推進力が少なかった。けが人が復帰したし、ハンも調子を上げてきた。2トップができる選手がそろってきた」とうなずいた。
不振が続いたここ3試合はボールを支配しながら、決めきれない状況が続いた。この日、FWで出場した前田とハン、金園の3選手はいずれも180センチ以上の長身。前線にクロスを上げる「ターゲット」がそろい、シンプルなサイド攻撃を展開できた。再三のクロスでチャンスを作ったDF駒野は「2人いればいろんな動きが生まれる。そこは1トップの時と違う」と、新布陣に手応えを示した。
残り4試合となり、今季初の2桁順位となったが、上位との勝ち点差はまだ詰まっている。金園は「もっと練習して早く点を取りたい。帰ってきたことを証明するにはゴールしかない」と次戦を見据えた。自慢の攻撃陣が厚みを増してきた。【神谷亮磨】



