清水のMF小林大悟(29)が次節川崎F戦で13戦ぶりに先発する可能性が20日、高まった。現在、17日のG大阪戦で負傷交代したMF杉山と19日の練習中に右足首を痛めたMF八反田が離脱中。小林はこの日、ミニゲームでMF河井とトップ下でコンビを組むと、1得点2アシストと好調をアピール。「出場する時間も増えて感覚は戻ってきている。チャンスをもらえれば、良いリズムを作りたい」と、闘志を燃やした。

 チームはG大阪戦に完敗し、3位浦和との勝ち点差が4に広がった。ACL出場に向けて残り2節は1敗もできない。小林は「ACLは1つの目標であり、監督も常に口にしてきた。持ち味であるラストパスでチャンスを増やして、得点も狙っていきたい」。背番号「10」を背負うベテランが、チームの窮地を救う。【前田和哉】