<J1:名古屋1-2鹿島>◇第33節◇24日◇豊田ス

 鹿島のジョルジーニョ監督(48)が、J1残留を決めたことを受け、来季も続投する方向性が固まった。勝利した名古屋戦後、鈴木満常務取締役は「監督と今後のことを話し合った上で、意見がまとまれば続投する方向で話が進むと思う。来年もこのままというわけにはいかない。残留争いで話をすることもできなかった」。近日中にも来季の戦力補強を含めた話し合いを行うことになる。

 ナビスコ杯を制すも、今季は開幕5戦白星なしと苦戦。この日はFWドゥトラの2発で突き放したものの、シーズンを通して絶好機を逃すシーンが多かった。それでもチームを鼓舞し続けた同監督は「Jで最多タイトルを持つクラブが、J2に落ちるわけにはいかなかった」と、ようやく重圧から解放された。