G大阪が異例の2日連続の非公開練習で逆転でのJ1残留を目指す。松波正信監督(38)は29日、試合の2日前にあたるこの日の練習を予定通り非公開にしたが、「確認することもある」と今日30日の前日練習も非公開に決定。ピリピリムードの中、12月1日のアウェー磐田戦に臨む。

 07年以降、磐田FW前田がシーズン初得点を決めた相手が5年連続でJ2降格(甲府、東京V、千葉、京都、山形)という不吉なジンクスがあり、今年はG大阪が該当。松波監督は「そんな呪いは怖いが、それがなくても前田は危険な存在だから」と受け流した。選手側も無心で、クラブでは最終戦での勝利給倍増を提案したが、選手側から断りがあったという。また、金森社長はJ2降格の場合「プロの世界だから覚悟は決まっている」と辞任する可能性を示唆した。