清水は1月31日、今季初の対外試合でJFAアカデミー福島を2-0で下した。期限付き移籍からの復帰組や新加入選手を中心に構成されたメンバーで臨む中、2本目から出場した期待のルーキーFW瀬沼優司(22=筑波大)が先制ゴールで存在感を示した。

 11分、右サイドを突破したMF柴原誠(20)のクロスをダイビングヘッドで合わせた。瀬沼は清水の今季“初得点”に「もっと得点を重ねていかなければいけない試合だったけど、狙っていた形が1つ出せたことは良かったと思います」と振り返った。

 昨年腰を痛めた影響で直後の17分にMF石毛秀樹(18)と交代したが、アフシン・ゴトビ監督(48)は「リスクを冒す必要もないので大事をとっての交代。いつも相手の危険な場所に入っていける選手の1人で、ゴールも素晴らしかった」と評価した。

 特別指定選手として既に昨季2得点を記録。瀬沼は試合後「まずは開幕スタメンを狙っていかないと」。腰に痛みは残るが、3日間チームを離れる新人研修前最後となる今日1日の練習にも参加予定。「できない痛みではないし、開幕時に100%にするためにも休んではいられない。ケアしながら続けていきます」と、今後も猛アピールを続けていく。【前田和哉】