ACL初戦のカギはDF陣にあり!

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に5年ぶりに出場する浦和は、26日の初戦で広州恒大(中国)と対戦する。相手はイタリアの名将リッピ監督が率い、昨年ドルトムントからパラグアイ代表FWバリオスを獲得。アルゼンチン人MFコンカの年俸は日本円で約11億円と、潤沢な資金で補強する。強力なフィジカルが特長のブラジル人FWムリキもおり、開幕からタフな相手だ。

 浦和も対策を練っている。DF森脇良太(26)は「最終ラインから攻撃をビルドアップし、相手FWに守備をさせたい。フッキみたいなFWがいるけどしつこくいく」と言う。DF槙野智章(25)は10年12月にドルトムントの練習に参加した際、香川を通じてバリオスから声をかけられたとあって「楽しみ。クオリティーが高いチーム。Jリーグもあるけど、まずはACL初戦を考えたい」と表情を引き締めた。攻撃の起点になることに加え、相手の攻撃を封じるためにも、ここはディフェンス陣の奮闘が不可欠だ。【高橋悟史】