今日12日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の第2戦が行われる。仙台はアウェーで江蘇舜天(中国)との戦いに挑む。仙台は初戦でブリラム相手にホームで引き分けに終わった。Jリーグと並行しながらの強行日程だが、2戦目で結果が欲しい。

 震災から丸2年の日を中国で迎えた仙台は、強い気持ちで江蘇舜天戦に臨む。冒頭15分のみ公開された公式練習の開始前には、全員で輪になって黙とう。公式会見に出席した手倉森誠監督(45)の言葉にも思いがあふれていた。チームの現状について聞かれた最初の質問に対し「その前に1つ話したいことがあります」と断った上で「被災地チームとしてアジアにも希望の光を放ち中国にも多大な支援への感謝の気持ちを表したい」と決意表明。宮城・塩釜出身のMF佐々木も「自分たちはサッカーでしか発信できない。勝利を届ける」。今季はJリーグも合わせて3試合で2分け1敗。シーズン初勝利で復興の先頭に立ち続ける覚悟を示すつもりだ。(南京=亀山泰宏)