J2札幌FW内村圭宏(29)が3日、次節松本戦(5日、札幌ドーム)での3試合連続ゴールを約束した。過去69得点中、最も少ないのが4月の3点。腰痛持ちで冷え込む春先は苦手だったが、今季は持病の腰の状態も良く、3月で3発と自己最多18点の09年以来5年ぶりのハイペースで得点を重ねてきた。苦手な4月に向けて「ここからが勝負。ここで休んだら意味がない」と、一気に量産し、昇格&得点王への流れをつくっていく。

 入念なケアで臨戦準備を整えた。この日はチーム練習後、マッサージや酸素カプセルなど5時間半かけてボディーメンテナンスを完了。前節京都戦は、MF宮沢のシュートをわずかに体に当てて、自らの得点にした。今度は松本戦に向け「今季は運もある。体のどこでもいい。FWとして常に点を取りにいきたい」と、昨季9月1日の岡山戦以来7カ月ぶりの3連発を掲げた。

 痛めている左足首については「万全ではないが、落ち着いてきている」と言う。昨季まで3、4月に苦しめられた腰痛も早朝の体幹トレーニングで抑えてきた。「まだ本調子じゃないけど、ここでしっかり点を取れば、得意の夏場にいい形でつなげられる」。エースの4月初戦弾で、チームをホーム連勝に導く。【永野高輔】