J2山形DF西河翔吾(30)のリーグ復帰の可能性が高まった。昨季オフの練習で右足小指を骨折。今春キャンプから出遅れていたが、ホーム熊本戦(20日)に向けた17日の紅白戦では先発組のセンターバックでプレー。完全復調をアピールした。

 西河は前節の京都戦で今季初ベンチ入りも、まだ公式戦出場はない。昨季は22試合出場し、4得点。得意の空中戦を武器に、すべて頭で決めた。「いいキッカーがいるので自分の強みになる」とセットプレーに自信を見せる。守備面でも最終ライン統率に期待がかかるが「全体を見ながら後ろから声を出して(DF)ラインを高く保ちたい」とイメージはできている。

 相手の熊本・小野監督はプロ入りした広島時代(04~06年)に指導を受けた恩師。西河は「小野さんの前でいいゲームをしたい。ホームなので負けられない」と必勝を誓った。【佐々木雄高】