J2山形の「ボランチ・カルテット」が明日24日のアウェー福岡戦で敵陣を切り裂く。チームは22日、山形県総合運動公園で攻守のセットプレーを交えた実戦形式の練習を行った。調整中の攻撃陣を複数抱える中、前日21日の紅白戦では宮阪政樹(24)、松岡亮輔(29)のダブルボランチに加え、左右のサイドハーフには本来ボランチのロメロ・フランク(26)と秋葉勝(30)を置くオプションも試し、4人のボランチが同時にピッチに入る可能性が高まった。

 中でも前節ホーム松本戦で6試合ぶりにけがから復帰したフランクは後半ロスタイム終了間際の出場。不完全燃焼だったフランクは「もう少し、早く出たかった。次は自分の力を出し切りたい」と完全復調をアピール。右足を痛めて調整中の左サイドハーフ伊東の復帰が秒読み段階に入る中、同じ攻撃的MFのフランクは「結果を出してアピールしたい」と闘志を燃やした。【佐々木雄高】