C大阪が次期監督候補として、ブラジル人の元C大阪DFブルーノ・クアドロス氏(37)と交渉していることが11日、分かった。関係者によると、C大阪は当初、ロンドン五輪代表監督を務めた関塚隆氏に就任を打診していたが、関塚氏が固辞。新たに、ブルーノ氏に白羽の矢を立てたという。交渉は大詰めを迎えている。

 ブルーノ氏は05、06年にC大阪でプレーし、05年の優勝争いに貢献。07年には札幌、08、09年は東京でプレーしており、日本のサッカーに精通している。12年に引退後は、指導者としてブラジルのサンパウロ州1部リネンセで指揮官を務めていた。

 岡野社長は次期監督の条件として「C大阪のビジョンを理解してくれる人」と話しており、2年間C大阪でプレー経験のあるブルーノ氏は最適な人物。現在リーグ暫定13位と低迷しているが、交渉がまとまれば、ブルーノ新体制のもと、上位浮上、そしてクラブ史上初のリーグ優勝を目指していく。