<J1:G大阪4-0清水>◇第16節◇23日◇万博

 清水はアウェーでG大阪に敗れ、第10節鹿島戦から7戦勝ちなしとなった。順位も15位まで下がり、J2降格圏まで崖っぷちだ。開始早々の前半6分にCKのこぼれ球を押し込まれ先制点を許すと、シンプルにゴールに向かう相手の勢いにのまれ防戦一方。同9分に追加点を献上すると、その後は、反撃どころか1本もシュートを打てないまま前半を終えた。

 後半も対策はまったく見られず、後半11分に決定的な3点目を許した。初のシュートも、同7分に高木俊幸(23)が強引に放ったミドル。アフシン・ゴトビ監督(50)は、同15分にMF石毛秀樹(19)とMF高木善朗(21)を同時に投入したが状況は変わらず。同43分には4点目を失い、今季4度目の完封負けとなった。

 スコア以上の惨敗で、リーグ再開戦の前節川崎F戦から連敗。順位は15位まで沈んだ。ゴトビ監督は「いろんなところを修正したい」と話したが、「次に向けて」などと、のんきなことを言える状況ではなくなってきた。【前田和哉】