神戸が、名古屋MF枝村匠馬(27)の獲得に乗り出していることが8日、分かった。複数の関係者によれば、既に正式オファーを出しており、交渉は大詰め段階に入っている。チームは序盤戦は優勝を狙える位置につけながら、最近5戦未勝利(3分け2敗)と低調気配で9位に後退。枝村に加えて、J2福岡で今季24試合6得点のFW石津大介(24)の獲得にも乗り出している。この夏に2人を緊急補強し、ACL圏の3位以内を目指す方針だ。

 枝村は清水からC大阪を経て、今季から名古屋に期限付きで移籍。J1通算228試合に出場している経験と安定感のあるMFで、今季はリーグ14試合無得点だった。神戸の中盤の層を厚くするための補強になる。石津も昨季11得点を挙げるなど急成長中のFW。枝村&石津のダブル補強を成功させて、神戸が上位定着をもくろむ。