<J1:川崎F5-4C大阪>◇第20節◇16日◇等々力

 C大阪は川崎Fとの乱戦に敗れ、J2降格圏の16位に転落した。

 C大阪が勝てない。前半5分にFW南野拓実(19)が今季リーグ戦で初ゴールを頭で決め、チームの無得点試合をワーストタイの4試合でストップ。だが早々に逆転を許すと、立て続けに失点した。川崎Fに敗れ、これで9戦勝ちなし。J2降格圏16位に転落した。南野は「点が取れていなかったので、得点できたことは個人的にもチーム的にも、プラスやと思う。でも失点して、そのまま崩れたところは修正したい」。この日は日本代表モラス・フィジカルコーチが視察したが「まったく(意識はない)。チームの勝ちにつながるゴールをとりたいので。負けは負け」と唇をかんだ。

 後半にDF丸橋、藤本、FWフォルランの8試合ぶりのゴールで1点差まで詰め寄ったが、あと1点が重かった。後半40分に後ろから来たボールを芸術ボレーで決めたフォルランは、終始イライラを隠さず。試合後も報道陣に対応することはなかった。

 監督に就任後、白星がないペッツァイオリ監督は「4つのゴールを生んで好機もつくったが、セットプレーから愚かな失点を犯した。前半は眠っていたのが悔やまれる」と悔しさをにじませた。