<J2:磐田3-2富山>◇第27節◇17日◇ヤマハ

 J2磐田は、最下位の富山を下したが、ヒヤヒヤの勝利で3戦ぶりの勝ち点3を手にした。右ふくらはぎ痛で7月20日の東京V戦から試合に遠ざかっていたエースFW前田遼一(32)が先発復帰し、前線の起点となり攻守で存在感を発揮した。後半3分、前田のシュートのこぼれ球をFW山崎亮平(25)が頭で押し込み先制。同20分に山崎のパスからMFチンガ(23)のゴールで加点。同36分には前田が今季14点目を決めた。

 3-0と完勝ムードだったが一転、残り6分を切ったところで立て続けに2失点。左サイドバックに新加入の坪内秀介(31)を起用するなど立て直しを図ったが、守備崩壊の課題は残ったままだ。1ゴール1アシストの山崎は「3点取るまでは良かったけど3ー0で終わらせないといけない。ただ、最近、勝てていなかったので勝ったのはよかった」と振り返った。【岩田千代巳】