<J1:神戸3-1清水>◇第24節◇20日◇神戸ユ

 清水はアウェーで神戸に敗れ、今季5度目の連敗を喫した。前半11分、出場停止明けのDFイ・キジェ(23)が自陣の深い位置でボール奪われ失点。ミスから許した痛すぎる先制点で流れも失う。球際で負け、セカンドボールでも後手を踏んだ。頼みの攻撃も、ミス連発で機能しない。同39分には、細かいパス回しから中央を崩されて追加点を許した。

 MF水谷拓磨(18)とMF石毛秀樹(19)を投入して立て直しを狙った後半も、立ち上がりの同13分に決定的な3点目を献上。同24分にFWノバコビッチ(35)のゴールで1点を返したが、反撃もそこまで。その後も神戸に押し込まれる時間が続き、5戦勝ちなしを告げる笛が鳴った。

 4失点した前節浦和戦からの改善も見られないまま、守備陣はこの日も3失点。混戦状態の残留争いを抜け出す糸口をなかなかつかめない。中2日で迎える23日のG大阪戦に向け、多くの不安要素が残った。【前田和哉】