<J1:大宮2-1清水>◇第26節◇27日◇NACK
試合後のスタジアムにエスパルスコールがむなしく響いた。J1清水は17位大宮との直接対決に1-2の惜敗。09年以来の4連敗で、泥沼の7戦勝ち無しとなった。大榎克己監督(49)は「追いついた後に、自分たちがボールを保持する時間を、作らなければいけなかった…。非常に残念な結果」とうつむいた。
ベテランの豪快な一撃も空砲に終わった。1点を追う後半5分、左クロスをFWノバコビッチ(35)が頭で落とした浮き球にMF本田拓也(29)が反応。冷静に落下地点を把握し、豪快なオーバーヘッドで同点ゴールを突き刺した。
その後もFW大前元紀(24)がゴールに迫るなど、一気に流れを引き寄せたかに見えた。だが、この大事な場面で、人数がそろっていても守り切れないいつもの「悪い癖」を露呈。同28分、CKから相手にフリーを与えて決勝点を失った。
この日、16位C大阪が勝ったため、順位はついにJ2降格圏の17位まで転落した。残された試合は8試合。本田は「今は内容なんてどうでもいい。勝たないと…。もっと危機感を持たないと」。清水復帰後初得点にもまったく笑顔がなかった姿が物語るように、クラブ初の降格が現実味を帯びてきた。【前田和哉】



