J2山形GK山岸範宏(36)が今日11日の長崎戦で、今季初のホーム3連勝に導く。浦和から期限付き移籍後、前節まで16戦連続フル出場中。加入後は6勝3分け7敗、総得失点は18得点19失点と、黒星と失点が先行している山岸は「もっと減らせる失点もある。反省のない失点はない」と気を引き締める。

 最年長選手として24節千葉戦からはゲーム主将も務める。若手練習にも積極的に参加し、助言を惜しまない。8日の紅白戦では「ボールから目を離すな」と前線の選手にゴール前からコーチング。ピッチ全体を見渡している。「上位チームには悪くなっても勝ちきるタフさがある。もっとたくましく戦える集団にならなければならない」。元日本代表で百戦錬磨の守護神が、J1復帰への正念場を迎えたチームをけん引する。