J1仙台とJ2山形が27日、山形県総合運動公園で練習試合(45分×2本)を行い、仙台が合計2-1で勝利した。山形はU-23韓国代表のDFイ・ジュヨン(23)が、アジア大会から帰国後初の実戦をこなした。

 山形DFジュヨンが、アジア大会から復帰後初めて実戦出場した。チームはアジア大会期間中に4バックから3バックに変更。本来センターバックのジュヨンは、右DFで約75分間プレーした。

 26日のホーム横浜FC戦で同ポジションの舩津が左足首を捻挫。次節アウェー熊本戦出場が濃厚になったジュヨンは「体力的には問題ない。3バックに慣れない部分もあるが、ビデオを見て確認したい」と連係面の課題を挙げた。

 けが人続出で、チームはDF陣が手薄な状況。プレーオフ進出に向け、石崎監督は「紅白戦まで見極めたい」と総力戦を強調した。ジュヨンは「だれが出ても同じパフォーマンスができるように準備したい」と気を引き締めた。【佐々木雄高】