J2札幌MF小野伸二(35)が16日、15年プレーオフ(PO)進出のキーマンになることを誓った。チームは前日15日の福岡戦で引き分け、PO進出を逃した。今季は途中加入も、左膝の負傷などで終盤のPO争いに絡めなかった。札幌とは複数年契約を結んでおり「来年はスタートからみんなといられるから、もっといいパフォーマンス、もっといい結果を求められる」と雪辱を誓った。

 無念の3カ月をバネにする。7月に途中加入も、8月25日の栃木戦で右太もも裏筋膜炎を発症して離脱。その後は左膝痛も続き、長期離脱となった。出場6試合448分。バルバリッチ監督が就任した9月以降は1試合も絡めず「POを獲得する力になれなかったので、すごく責任を感じている」と振り返った。

 リベンジへの1歩が23日の最終磐田戦となる。復帰を目指す一戦へ「ジュビロ戦が来季に向けたスタート。しっかり勝ち点3を取って終わりたい」と前を向いた。来季続投が確実なバルバリッチ監督も、終盤のPO争いで1度も起用できず「小野がケガで外れたのは痛かった」と不在を悔やんだ。15年札幌は、ロジカルなバルバリッチ流に、天才MFのアイデアを融合させ、進化を図っていく。