J2山形は準優勝の天皇杯決勝から一夜明けた14日、山形市と天童市で県主催の「J1復帰、天皇杯報告会」に臨んだ。山形市の文翔館前で行われた報告会にはファン500人のほか、吉村美栄子知事と市川昭男市長も出席。知事からは、この日受賞が決まった「山形県スポーツ栄光賞」の記念カップが贈られた。天皇杯決勝をスタジアムで観戦した知事は「山形は寒いけれど、私も県民の心もホカホカ。来年も山形の元気を全国に発信してほしい」と今季の躍進をたたえた。

 続いてチームは天童市の県総合体育館アリーナでも報告会を開催。石崎監督は、詰めかけた約1200人の前で「みなさんのサポートのおかげで充実したシーズンを送れました。(J1の)来年は今年以上に厳しい戦いになる。もっともっと応援してください。(来年の)キャンプでさらに鍛え、3月からのJ1にチャレンジしたい。一丸になって頑張りましょう」とあいさつした。

 報告会後、選手らはクラブハウスで今季のチーム解散式を実施。来年1月18日の新チーム始動に向け、GK山岸は「課題は2つ3つではない。高めてゆく楽しみがある」と話していた。【佐々木雄高】