3冠王者G大阪と日本代表が対戦する夢プランが浮上した。G大阪は21日、大阪・吹田市の万博敷地内に建設中の新スタジアム内覧会を実施。報道陣とサポーター約600人が、建設現場を見学した。来年9月末に完成し、引き渡しは10月になる。野呂社長は16年2月の初戦について「国内クラブか、できれば日本代表と試合ができればいい」と明かした。

 16年は18年W杯ロシア大会に向けたアジア予選の真っ最中だ。夢のような試合が実現すれば、最強G大阪とW杯予選を控えた本気の日本代表との対決になる。同社長は「代表戦をどんどんやっていただきたい。(改修中の)国立競技場に代わる会場として、何でも立候補する」と断言。初戦を終えた後もW杯予選や、日本が16年リオ五輪の出場権を獲得した場合は、壮行試合にも立候補する考えだ。

 四方の客席の骨組みが完成し、起工から1年でスタジアムらしい外観になった。来年7月にはピッチの工事に取りかかり、いよいよ芝生が植え付けられる。劇場型スタジアムがウリで客席からゴールまでの距離が近く、工事現場責任者は「お客さんがGKになったような臨場感になる」と説明。遠藤のFKが、間近で見られそうだ。【益子浩一】