「スクランブル広報」でキャンプを乗り切る-。J2札幌が来年の沖縄、熊本の両合宿で、通常の広報担当者以外にマネジャーや通訳も、広報業務を兼務する方向で検討していることが23日、分かった。元日本代表MF小野が合宿に初参加するだけでなく、稲本も加入。経費的問題で広報職員は1人しか同行できないため、スタッフ一丸で複数メディアの取材攻勢に対応することになりそうだ。

 「助っ人」候補は塚田貴志通訳(36)李成樹マネジャー兼通訳(35)鈴木ウリセス通訳(33)ら。中でも李氏は元日本代表FW中山雅史氏が加入した10年に、臨時広報を務めた。英語の通訳も可能で「インドネシアのメッシ」イルファンと意思疎通ができる。小野、稲本目当てだけでなく、東南アジアのメディアが多数訪れる可能性もあり、同マネジャーらの一人二役で、やりくりしていく。